2016年3月13日(日)
第21回全日本フットサル選手権の話 その2(過去)
2016年3月13日(日)は全日本フットサル選手権の決勝戦と3位決定戦が行われます。会場は国立代々木競技場第一体育館です。大会情報詳細はこちらから。(JFA様へのリンクです)
3月12日に行われた準決勝では、府中アスレティックに勝利を収め、決勝戦へと進出を決めたペスカドーラ町田の対戦相手は王者名古屋オーシャンズ。Fリーグ2015/2016レギュラーシーズンの第1位と第2位が伝統ある全日本フットサル選手権の優勝を目指し、決戦に臨みます。(準決勝第一試合ペスカドーラ町田対府中アスレティックFC戦のハイライト動画はこちらから。準決勝第二試合名古屋オーシャンズ対バルドラール浦安戦のハイライト動画はこちら。共にJFATV様へのリンクです)
・・・・・ 「過去」
準決勝のペスカドーラ町田対府中アスレティック戦、明らかなミスジャッジがあった。選手たちは大きな声でファールについてアピールする。しかし、レフェリーは進行を続け、過去に戻ってのファール決定という判定には至らなかった。
通常であればファールについて気持ちを引きずってしまってもおかしくはない。だが、ピッチの外にいた町田NO7金山友紀選手は、サイドラインにいるレフェリーに向かってこう叫んだ。
「もう終わったことだから。次は取って!」
レフェリーは金山選手の目を見た後、首を縦に振った。
このシーン、私にとって深く印象に残る場面となった。ファール云々のことではない。過ぎたことは、もう過ぎてしまったことなんだ。それについていちいちいろんなことを言ったり、考えたりするより、先に進むことが大切なんだ。
誰でもわかった気になっている言葉だけれど、あの場面であの言葉が出せる金山選手の人間性に僕は深く心を打たれた。
ビデオでは見ることが出来ない、現場にいたからこそ見ることが出来た貴重なシーンだった。
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試合会場に行き、生の試合を観る。そこでは様々なドラマが起こっています。
いよいよ最終決戦です。是非会場でご観戦ください。
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それでは最後にいつもの言葉を。
「勝て! ペスカドーラ町田!」
写真:橋本健(はしもとたけし)
記事:早川治(はやかわおさむ)